月並みな文言ですが、家は人生で一番高い買い物。
理想のマイホームは誰もが思い描くものでしょう。
豪華で高級感のある家がいい。モダンでシンプルな家がいい。様々な希望や要望を酌んで、それぞれの住宅は造られます。
せっかくの自分の家ですから、おしゃれな外観や内装にしたいのは当然だと思います。
しかし、デザイン性を重視するあまり実用性に欠けてしまったり、その逆もあったりしてしまうような事も、残念ながら少なくありません。
そんな時、どのような点を押さえておけば失敗せず、好みに合わせた満足のいく邸宅に出来るのか?
外観や内装、それぞれの設備設計などでポイントを説明していきます。
豪華な高級感にこだわる自由設計
高級ホテルにも劣らない、豪華な邸宅を希望している場合は自由設計がおすすめです。
最近では分譲でもある程度は注文住宅として、希望する設計にしてもらえたりもします。
ところが、分譲住宅の場合、基本的には規格化されたデザインをベースにしている事が多いです。
そこに豪華さや迫力のある素材やデザインを足すと、元の造りとチグハグになり完成後、どこか想像していた邸宅と違う…となる可能性が高いといえます。
ハイクラス向けに設計されている高級分譲住宅であれば、元から豪華さやラグジュアリー感に重きを置いていますが、
一般的な分譲住宅の場合はデザインやコスト面でシンプルな仕様となっています。
シンプルにまとまっているところに、豪華で凝ったデザインを後から足すのはおすすめしません。
見た目のズレもですが経年により造りの無理が出た際、部分的に歪んだり壊れてしまうリスクもゼロではないのです。
その為、豪邸を想定した場合の住宅造りには、大きな造りから細部までこだわれる自由設計がおすすめといえます。
外観・内装は勿論、使われる素材やテイストを合わせたインテリアでの空間づくりなど、1から10まで丁寧に設計することが高級住宅の完成につながるのです。
BERITAでは自由設計のご相談も承っております。
デザイン設計で注意するべきポイントは?
高級感や好みのテイストなど、デザイン性にこだわるあまり実用に向かない住宅になってしまった。
おしゃれだけど使いづらい…というふうでは、せっかく備えたデザイン性も実生活においてデメリットになってしまいかねません。
家は長く住むものですから、長期的なライフスタイルを考えてバリアフリーの観点なども必要となってきます。
そのような点は、プロの設計士やインテリアコーディネーターなど専門家と相談して決めていくことで、より快適な住宅が実現可能です。
また、奇をてらったインパクトのあるシルエットの外観やカラーなどは、他の部分のデザイン性を損なわせてしまう可能性があるので、全体のバランスを見たトータルコーディネートを念頭に慎重に検討するのが良いでしょう。
例えば、住宅の形や壁面・床など広い面積を占める部分は、シンプルなものの方がおしゃれに仕上がりやすく、長く住んでも飽きがこない家になります。
おしゃれな邸宅を目指す際、居住空間と収納スペースのバランスも重視したいポイントです。
収納を利用して生活感を見せないことで、居住後も邸宅のラグジュアリー感を損ないにくいといえます。
暮らしやすい間取りや空間設計でもデザインが気に入ったものでなくては、理想のマイホームを建てた!とは言い難いでしょう。
デザインと機能性のポイントを押さえて、両方の落としどころを見極めるのが大切です。
実際、住宅のどういう部分がどんな役割を担い、どういったデザインを実装できるのか。以降、簡単にまとめてみましたので参考になれば幸いです。
外観・エントランス
ファサードは邸宅の顔ですから、一番こだわりたい部分です。外壁の素材やフォルム、カラーリングで全体のテイストが決まります。
その際、玄関アプローチや駐車スペースなどの外構とのバランスも大事です。また、窓の形や配置場所も外観デザインに影響してきます。
窓は室内に光や風を快適に取り込む事も考えて、大きさや種類の吟味が必要です。
リビング・ダイニング
リビング・ダイニングは内装の造りでも一番広い面積を占めます。というのも、家族が集まる場所であり、長い時間ゆったり過ごせる空間になるからです。
内壁や床、天井の素材・質感はこだわるべき点といえます。豪華さを演出するなら大理石を用いたり、ナチュラルな雰囲気を出すなら無垢材を使ったり。
イメージに合わせた素材選びをすることで、邸宅内全体のテイストも決まってきます。
建設後に配置する家具やカーテンなどのインテリアも、設計の段階からある程度固めておくのがおすすめです。
キッチン
家事導線を考えるうえで外せないのがキッチンです。料理が好きな方は特にこだわる場所でもあります。ダイニングやリビングが見渡せる対面キッチンは、まだ小さいお子さんがいらっしゃる方に人気です。
その際、住居後も美しく使えるようにするため、キッチンの収納スペースは大事なポイントといえるでしょう。
キッチン台の引出しの数は勿論、背面などにカップボードを備え付けたりなど、使いやすさを考慮して設置します。
浴室・シャワールーム
疲れを癒しリフレッシュをするのに浴室にこだわらない理由はありません。化粧・洗面室と合わせて、邸宅内のどの位置にするかで造りが変わってきます。
壁材や浴槽は質感・肌ざわりを重視したうえで、清潔さを保つために掃除のしやすい素材を検討します。
シャワーや水栓のデザインは分かりやすくスタイリッシュなものにするのがおすすめです。
場合によっては浴室とは別にシャワールームを追加で造るのも良いでしょう。
以上が基本的な各場所の設計ポイントとなります。
他にも、私室としての和室や書斎、子供部屋やホビールームとしての洋室など、ライフスタイルと用途に合わせてデザイン設計はしていきます。
おしゃれな邸宅はトータルコーディネートが大事
理想の邸宅は、家そのものへのこだわりは当然ながら、出来上がるまでにかかる時間やコストも含めて総合的に考えるのが大切です。
自由設計だからといって、機能面を考えずデザイン性ばかり追い求めても良いことはありませんし、その逆も同様です。
また、そういった造りに齟齬のある邸宅は、実際に建つまでに時間もお金もかかったわりに満足感が得られない可能性が高いといえます。
快適かつデザイン性に富んだ邸宅はある程度は規格化された分譲住宅でも実現可能です。
ご自身の検討されているコストと目指している邸宅のテイストなど、なるべく具体的にしたうえでハウスメーカーなどに相談することをおすすめします。
BERITAではデザイン面でも実用面でも満足感が高い、ハイグレードで上質な邸宅造りにこだわっています。
ぜひ一度、理想のマイホームのデザイン設計についてご相談ください。