モダンというと、飽きのこないデザインでかっこいい、スマートといったイメージではないでしょうか?
とはいえ、ただモノトーンで統一感があり、広い空間が一面広がっているだけが、モダンスタイルの住宅とは言い難いでしょう。
とにかくシンプルに!と思った結果、どの部屋も似たような雰囲気で、壁も天井もドアも同じ色一辺倒。
まるで病院か何かの施設のようで落ち着かない…。
せっかく決めたマイホーム、そんな失敗は誰しもしたくないと思います。
モダンな分譲住宅の特徴とは?
モダンな家はシンプルであるからこそ、特に内装などはメリハリが重要です。
それは外観の形や色味であったり、内装デザインのテイストなどで左右されます。
モダンスタイルにするためのポイントを簡単にまとめると、以下のような点が挙げられるでしょう。
- 直線・幾何学的な線や形
- シンプル&スタイリッシュ
- 無彩色のコントラストカラー
- 吹き抜けやスリット開口
上記のようなデザインをベースに、ナチュラルや和のテイストをプラスするモダンスタイルが人気です。
ナチュラルモダンな住宅の場合は、ホワイトカラーをメインに、明るい色味の木材を使用してシンプルにまとめます。
和モダンな住宅なら、ブラックやグレーを主軸にし、古材または古材風の暗い色味の木材、畳や和紙など和風な素材を効果的に使います。
全体的にテイストをプラスするのではなく、書斎や寝室、私室だけアクセントで少しデザインを変えるというのも、ベースがシンプルなモダンスタイルで映える造りといえるでしょう。
ひとえにモダンといっても、多少ほかのテイストを意識した造りが混ざっていることは少なくありません。
というのは、その方がシンプルな造りの部分がスッキリとして際立つからです。
また、外観はとことん余計なデザインや質感を省いたシンプルなスタイルにして、内装では木材や石など素材を要所で活かす。というようなギャップを付けるのもおすすめです。
シンプルモダンな住宅はコストがかかりにくい?
モダンデザインでも特に装飾を省いてシンプルに仕上げる場合は、凝った施工になりにくいので多少費用が浮くこともあります。
また、複数棟同時に建てる計画で、ある程度デザインが規格化された分譲住宅などは、シンプルかつローコストである事が多いです。
加えて、奇をてらったデザインや装飾を避けシンプルにしておけば、後で模様替えなどの際に変更するテイストのインテリアを足しても、元の内装とちぐはぐになりにくいという点も利点でしょう。
コスト面や将来を考慮して、シンプルでもかっこよくまとめられている住宅の需要のため、モダンな住宅が人気といえるのかもしれません。
流行りに左右されず飽きがこない
例えば、色味や素材などを最新のカタログなどから選ぶ場合、意図せず流行のものをデザインに取り入れている可能性があります。
というのは、カタログ自体がその年の流行色や流行りの素材をピックアップしている場合が多いからです。
その為、何となく目についたカラーやテクスチャを選ぶと、その時々の流行を選んでいた。という事があります。
勿論、カタログの中にも流行り廃りに左右されない選択肢があり、それらを見るとシンプルなものに行き着く事でしょう。
さきほど特徴の部分で、シンプルでモダンなデザインには無彩色やスタイリッシュな柄・形に重きを置くと述べました。
つまり、そういったシンプルモダンなデザインというのは流行り廃りがあまりないという点でも、好まれる方が多いのです。
家具等のように模様替えで変更が効く部分は、デザイン性の高いものでも都度変える楽しみがあるでしょう。
しかし、家の外観・内観の大半となるとリフォーム規模の話になってしまいますから、建てた後に「やっぱりこれじゃない…」とならない選択も大切といえます。
住んでからもスタイリッシュな内装は保てる?
せっかくシンプルでかっこいいモダンな家を選んだのに、いざ住み始めたら見る影もなく生活感あふれる空間になってしまった。
デザインを重視した結果、本来あった方が便利な設備や機能を設計段階で省いた為に、実際住んでからの生活導線が不便になってしまった。
というような失敗も避けたいところです。
もし、そういった経験が住宅選びの際にある場合は、収納スペースや間取が生活導線を考えた設計からズレた住宅の可能性があります。
もともと多い家具や荷物を一度に減らそうと思っても、なかなか難しいものです。
しかし、だからこそ新居ではスッキリした環境にしたい!と考える方は少なくないといえます。
そこで重要なのが収納スペースの大きさや数です。
加えて、ただ片づけるための場所の充実だけではなく、見せる収納や整理の出来るカウンターやニッチ、造作棚などの設置も有用でしょう。
BERITAが造る住宅は、ラグジュアリー感のあるモダンスタイルデザインを念頭に、家事導線や生活のしやすさも考慮し、お客様のライフスタイルに寄り添う設計を心がけています。